最近、一冊の本に出会いました。
なぜ億万長者が資産を大量に持ち合わせているかというと、倹約の賜物であると。
見るからに「THE金持ち」のような豪勢な暮らしをしている人は浪費ばかりで、大して資産を持っていない…ということが書かれています。
この本を読んでいて、つい笑ってしまいました。
うちの実家がこんな感じなのです…
両親の貯蓄がゼロ
私の両親が良い例で、父親が事業を営んでいることもあり年収も決して低くはありません。
しかし、貯蓄ゼロ。
なぜかというと、浪費が非常に多い。
父親は物にこだわると止まらなくなるタイプ。
高価なものを買っては、色ちがいでコレクションしてしまいます。
車も好きで、高級車は買わないものの、カスタマイズに命をかけるタイプ。
母親も浪費家。
専業主婦で、月に1回出掛けるか出掛けないかなのに、やたらと服を買う。滅多に着ない服にほどお金をかける。
スーパーやコンビニへ行くと食べきれないほどのお菓子(しかもケーキなどなまものばかり)を買い込む。
「貯金しなくちゃ」とは言うものの、全然しておりません。
収入と同じ額を支出していては、貯金なんて到底無理。
兄弟間の差
この両親のもとで育ったため、私も兄弟も浪費家でした。
今でこそ、私は断捨離やミニマリストという考え方に出会い、一人暮らしを経験したことで、シンプルに生きていますが、昔は完全に調子に乗ってました。
お給料で出来る限りの良いものを買うことが大人の生き方だと思っていましたし、貯金よりも娯楽を優先に生きておりました。
ただ、兄弟は純正培養されたため、未だに浪費の道をひた走っています。
物や美容、外食にお金をつぎ込み、貯金はしない。
経済的にも精神的にも自立していません。
親も、しっかり者にほど手を掛けなくなるもので、基本的に私のことは放置。
頼りない兄弟には過保護なくらい面倒を見ています。
シャンプーが無くなりそうになったら、母親が買いに走るんですよ!
本の中にも書かれていますが、子供って手を掛けられない方が強くなる、と。
弱い子には、援助をして、ますます弱くさせる、と。
典型的なよろしくない例の一つです。
そして普通のサラリーマンになった
親の稼業を継ぐ気は無かったので、今は普通のサラリーマンです。
ただ、いわゆる「一般的な金銭感覚」というものを知ったのが高校生になってからだったので、大人になって生活レベルを落とすのは大変でした。
一人暮らしを始めたとき、「これしか使えるお金ないの?」と愕然としましたもん…。
そして、質素になりました。
この本に出てくる億万長者ほどの収入は無い私ですが、「お金の心配をしたくない」という考えは強く持っています。
なので、できる限りの浪費は抑えて、投資や貯蓄に回しています。
この本と出会って、金持ち=贅沢な生活というイメージが払拭できました。
見栄で生きるのは良くありませんね。