やってもダメなことは潔く捨てることにしています。
自分でも「ここは本当にダメだな」と自覚している部分があるのですが、それがスピーチです。
特に「今年の抱負」とか「日々心がけていること」とか「自己紹介」とか、こういう1分以上喋んないといけなさそうなやつ。
急に振られたところで良い話なんて出来ません。
よく皆、ポンと浮かんできますよね。私は本ッッッ当に何も浮かびません。
もうね、「来る!来る!(順番が)」という緊張で、話を組み立てる前に思考停止。
昔は頑張って尺を伸ばそうとしていたのですが、グダグダになるんですよね。
なので、みんなが長く話していても、あえて超短く話すことにしました。話を要約することは得意なので…。
これをやり始めてからはかなり楽になりました。
そして、1回ですね、みんなが長くスピーチをする中、ドンズバな一言を放って「おぉ~」と感心されたことがありまして。
弱点を隠して、得意なものを前に押し出しただけ。
弱点克服でパワーアップできると思い込んでいた私にとっては、目からウロコな出来事でした。
苦手なことを避ける
これを機に、苦手なことは極力避けることにしました。
私は会社以外のところでは、徹底的に苦手なものや不得意なものを避けています。(会社では避けられない…)
大人になってから、苦手なところを良くするのってすごく難しい。
経験が積み上がって出来ることや得意なことが増えてくると、「苦手を克服すると最強になれるのでは?」と思ってしまいがちです。
ただ、悲しいことに苦手なことがまともに出来るようになるまでって、そもそもブランクがあるじゃないですか。
マイナスからのスタートなので。
おまけに苦手なこと自体、相当なモチベーションが無いとやってられません。
もし、これが好きなことだったら、頼まれてもいないのに、どんどんやってしまうんですよね。
得意なことは人から任せられる
だからこそ、苦手を消すことよりも、好きなことや得意なことを伸ばしていく方が、これから先役立つことがあると思っています。
「これはあの人に任せよう」って思うのって、それが得意な人にだと思うんですよね。
うちの会社でも、「パソコンのこの機能ってどうやって使うの?」ってなったときに、元SEや「自分でパソコン作れるんです」って言うパソコンマニアの人に聞いていますもん。
「得意」を見つけて磨くべし
苦手なことが普通に出来るようになったって、それが得意な人の足元にも及ばないことが殆どです。
自分の「得意」を無視し過ぎな人が結構多い。
すごい趣味や特技を持つ人を褒めると、「誰でもできますよ」と言いますが、誰でも出来ません。
「誰でも出来ること」って実は少ないです。
人から褒められたときに「誰でも出来るよ」と、そう思い込んでいることが、実はすごい特技だったりします。