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「仕事は忙しい人に頼め」という迷惑な常識

「仕事は忙しい人に頼め」という常識があることをつい最近知ったワタクシ。

 

ちゃんとやってくれそうな人にものは頼もう…ということですよね。

ちゃんとした人に頼みたいのは、誰だって当たり前ですが…。

 

いま実家に住まわせてもらっていますが、在宅勤務で働いているのは私だけです。

なのに、雑用などはすべて私にまわってくるのです。他にできる人がいても、です。

 

それだけ頼られているということだし、実家に住まわせて貰っているということで不満はありません。

ただね、この緊急事態宣言で会社が休業になり毎日ゴロゴロしている兄弟もいるんですよ。

 

なぜに私?

そう言いたいのを察したんだか、親も「あの子には出来ないと思う」と。あの子って30ですよ…あなた…

 

これと同様のことは会社でも起こります。

できる人や頼みやすい人に業務が集中してしまい、そうでない人は暇…という現象。

 

ある意味、「仕事がキャパオーバー」っていうのは信頼の証なのかもしれませんね。

 

昔、誰かとこういう話をしたときに、「頼られ過ぎると忙しくなっちゃうからバカのふりをしているんだよ」と言う人がいました。

(その人は左遷されまくっていたということで有名だったらしい)

 

おそらく優秀な人って「バカのふり」は出来ないもんだと思います。

 

もう一人「バカのふりをしよう!」と意気込んで会社に入った人を知っているのですが、会議での発言を機に優秀なのがバレて、管理職までスルスル行ったというエピソードを聞いたことがあります。

 

忙しい人は、ポンコツが定時に上がれる様を見て、「バカのふりをしていたら楽なんだ!」と思うのでしょう…

仕事ぶりを見ていたら、できる人かどうかなんてすぐにわかっちゃうんですけどね!

 

逆に、「なんで自分は頼りにされないのだろう…」と思ってしまう人もいると思います。

そこを気に病む時点で、ちゃんとしている人なんだなと思います。

(真正のポンコツはそんなこと気にも留めない)

 

待つのではなく、「自分にできることはありますか?」と提案すると良いと思います。そう言われて嫌な気持ちになる人はいませんよね。

 

そう言っても断られまくるのだとしたら、仕事や環境を変えるべきかなと。

もちろん、周囲が忙しくて頼む余裕さえなかったり、「まだ教えなくても良いだろう」と判断されていたり、事情はあるかとは思いますけど。

 

とにかく、信頼できる人に頼りたくなるのが人情ってものです。

それを良いととるか悪いととるかはその人次第。

 

いったん信用されると、雑用も重要な仕事も何でもかんでも舞い込んでくるようになります。

恐ろしい世の中ですよ、まったく。