「ぷつりと切れた」という言葉があります。
「ぷつり」。はさみも包丁も使っていないのに、ピンと張っていた糸がいきなり切れてしまった…そんなニュアンス。
ぷつりと切れるまで
先月、在宅勤務が始まったあたりから激務になり、家にいてもろくにリラックスできず、休日でさえも仕事をする日々。
「なんか朝からダルいな」
「最近朝起きれないな」
「何もやる気がおきないな」
ここ1ヶ月はそう思いながら過ごしていました。
仕事が全く手につかない日もあり、午前中まるまるボーッと過ごしてしまったことも…。
(今はやめましたが、酒に全く酔わなくなって飲酒量が数倍になった時期もありました。お酒に逃げるのはよろしくありませんね)
突然切れた
自分のことをストレスに強い人間だ…と思っていたのですが、どうやら限界を突破したようです。
先日ぷつりと…突然「ぷつり」と、「頑張ろう」という集中力が切れました。
本当に「ぷつり」という感覚を感じました。
きっかけは、いつもの上司からの仕事の依頼。
「今日は最低でもこれだけやっておいてね」の量が、ハンパではない。
そのときに、ふと「あ、もう無理」と。
いつもは「申し訳ありません、すぐ対応します」と言えるはずなのですが、それも出来ませんでした
上司へは「もう無理です」と断り、その日はフラフラと帰宅し、家でボーッとして泣いて寝ました…。
もう辞める気満々で、どさくさまぎれにデスクの私物も全部持って帰って来た!笑
翌日が不安でしたが、やらなきゃいけないことは相変わらず沢山あるので逃げられない。
しかし、仕事をしようとするとなぜだか涙が止まらないのです。
涙が出てくるのは、体を守ろうとしている証拠なんだとか。あぁ今までこんなに無理して溜め込んでいたのか…と我ながら驚きました。
そういえば、やりたくないことだらけの仕事だ、と思いました。苦手でやりたくない作業しかない。
入社時から周りのモチベーションの高さに圧倒され、「自分も」とがむしゃらに頑張って評価もされました。
しかし、ずっと無理をしていたのだと気付かされました。
切れたものは戻りません
上司からは謝られましたし、人を採用するとも言われました。
しかし、それはずっと先の話で、このコロナウィルスの状況下では何もできないことはわかっています。
仕事の効率は落ちましたし、モチベーションはゼロです。
しかし、後任の人に良い環境を提供できるよう、すべてを整えてから辞めようと思います。それしかやる気を出す方法がありません。
いつもの私だったら、「上司に向かってなんてことを…」と後悔するのですが、今もって全く後悔しておりません。
胸を抜ける風に爽やかささえ感じています。
どうか、みなさま、ご自身のストレスを甘くみないでください。
無理や我慢をしているといつか限界がきます。
日頃感じるストレスは、大きくても小さくても蓄積していきます。
爆発してからでは遅いのです。