最近、即買いして読んだこちら。
小説形式の自己啓発やビジネス書ってあまり好きではないのですが、『夢をかなえるゾウ』は好きで、全シリーズ読破しております。
関西弁のガネーシャが面白くて、可愛いところがあって大好きです。
人情深い登場キャラクターが多く、本作もホロッときます。
あらすじ
今回のテーマは「夢を見つける方法」。
主人公は、上司からパワハラを受けるサラリーマン。会社を辞めたいのに、将来の不安から退職できずにズルズルと働き続けています。
特に夢がないという主人公に対して、本物の夢を見つける方法をガネーシャが教えていきます。
今回も、ガネーシャが出す課題とともに物語が進んでいきます。
課題も複数ありますが、どれもシンプルなものばかり(ただし、実践が難しいものもあり)。
一番印象に残った課題
個人的に一番感動した課題がこちら。
やりたくないをやりたいことを全部書き出し、やりたいことに転換する
これは書いて作業するのですが、
①嫌なことを全部書き出す
②その中で、やりたくない(面倒だ)けれど、やった方が良いと思うことを消す
③残ったものの、やりたくないことをひっくり返して、やりたくないことに変える
この3ステップでやるのですが、これが非常に役立ちました。
「やりたいこと」をいきなり考えるのではなく、やりたくないことから変換してみる。
これが不思議で、自分がやりたいことや、どうなりたいのかがわかってきます。
「やりたくないこと」を決めろとはよく言いますし、私自身も「やりたくないことリスト」を作ったこともあります。しかし、それで終わってはいけなかったんです。
③のやりたいことに変える…と、下のようになります。
課長と働きたくない→尊敬できる上司と働きたい
気の乗らない飲み会に参加したくない→仲の良い人たちと楽しい飲み会をしたい …
このステップを経れば、自分の願望がかなり具体的にわかってきます。
これは定期的にやっていきたいです。
実際に行動する
本書を読んで思ったのは、行動することは大切だということです。
私も昔は、自分の天職ややりたいこと探しをしていました。
しかし、全然見つからなかったのは、行動と変化がほぼゼロだったからだと思いました。
いつもと同じ会社と家の行き来、休日は家で「自分さがし」系の本を読んで考えるだけ。
これでは見つかるものも見つかりません。
最近は、スマホひとつでなんでも知ることができます。
しかし、そのせいで「体験したつもり」「知ったつもり」になり、圧倒的に行動しなく(できなく)なった感じがします。
でも、大切なのは行動すること。
何かを変えたかったら、変化と行動を自分で積極的に求めていく必要があります。
とは言え、変化って具体的に何をすりゃいいかわからないので、ガネーシャの課題をやってみる。
何かしらの発見があるはずです。