本棚を買いました。
夢は壁一面の本…だったのですが、本当に小ぢんまりとした棚にしました。
このアイリスオーヤマの棚。
これの2段バージョンに…。
本はいくらもはいりません…。
ただ、今のところ、これで充分。
というのも、本は読み返したいと思うくらい感動したものだけを手元に残し、それ以外は手放すことにしているからです。
おまけに最近は電子書籍や図書館も活用しているので、あまり量は増えません。
電子書籍で買っても、じっくり読みたくなった本は紙の本を買い直すこともあります。
それでも、Amazonや図書館にある本だったら、「いつでも読めるな」と思って安心して買わないので、あまり増えることもなくキープできています。
読んだ本を1冊も捨てないって方もいらっしゃるとは思うのですが、私は結構ポンポンと手放していますね。
というのも、本は案外デリケート。
ちゃんと保管していても、湿気でやられたりします。
私の父が持っている本で読みたいものがあったので、父のコレクション棚を探したのですが……
昨年の異常に長い梅雨による湿気で、文庫本は結構ズタボロ。シミと歪みがなかなか進行しておりました。
多分、今年の梅雨も昨年と同じくらい長引くと、いよいよ使いものにならなくなってしまうのでは…と危惧しております。
これを目の当たりにし、読んでも読まなくても寿命が来るなら読むものだけを手元に置こう…と決めたのです。
それでもまだ憧れてはいるんですけどね、壁一面の本棚に。
最近、新潮文庫の『私の本棚』という本を読みました。
いろんな作家さんが自分の本棚のかたちや向き合い方について書かれているのですが、やはりすごい。
壁一面は当たり前、中には本で床が抜けた人や、本のために自宅以外に書庫を持っている人も。
この並々ならぬ本への情熱に感化され、猛烈にでかい本棚が欲しくなってしまったのです。
いやいや、でも私は文筆家でもなんでもなくただの無職の身…。今は我慢です。今は。
ただ、捨てろ捨てろと自分に言い聞かせ、なるべく物を持たないようにしてはいましたが、こう好きなものは捨てずに手元に置いておくべきだなと思いました。
殺風景な部屋を目指して、好きなものさえも捨てていましたから…。片付けの目的は、無駄なものを捨てることであって、ただ単に量を減らすことではありません。
この本の要所要所に載っているぎゅうぎゅうの本棚写真を見て、それに気付けました。
本好きな人や、本棚に悩む人、本をたくさん持ちたい人にはもってこいの一冊です。