99%のムダを滅ぼす会

無駄なものや思考を捨てて取り戻すシンプルな自分

悩みは人を偉大にする

ときどき、仏のような人に出会いますが、さぞ苦労されたのではないかなと思います。

悟りをひらいている感じがする。

 

去年、仕事で追い詰められたことがあって、燃え尽き症候群に。

その後も悶々とした毎日を送っていました。

 

退職が決まった後も「あと数ヶ月あるのかぁ…」と、それはそれは辛かった…。

 

そんなとき、「悟りをひらけば辛くないのではなかろうか」という非常に宗教色・スピリチュアル色の強い怪しい方向へ向かっておりました…。

 

そうだ、悟ろう(そんな簡単じゃない)

でも、これが中々面白くて、心の平穏を取り戻せたように思います。

 

宗教やスピリチュアルと言うと、拒否反応を示す方もいらっしゃるとは思いますが、私は考え方の一つとして、良いなと思ったものは自分の考え方に取り入れています。

 

そう思っていたときに出合って読んだ2冊。

 

さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる

 

「私」という夢から覚めて、わたしを生きる: ~非二元・悟りと癒しをめぐるストーリー~

 

「自分」とは何か、この世界とは何か…考えていくと不思議なことばかり。

自分が「自分」と認識しているものも、意識がそう思っているだけで、「自分」というのはそれを傍観している存在だ…

 

と非常にわかるようなわからないような…

 

完全に理解したわけではありませんが、読後は気持ちが軽くなったのは確か。

悩んで辛かった日々も今ならなんとなく「あって良かった」と思えます。

 

あともう一冊

最近、紀里谷和明さんの『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた』を読んだのですが、「さとり」のような達観した雰囲気を感じました。

 

地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 自分と向き合う物語

 

紀里谷氏の作品で、「CASSHERN」がありますが、あれを観たときは衝撃でした。

キャシャーンはもともと日本のアニメ。それを実写化したのが、CASSHERNです。

 

最近はヒーローものでも、悪役の生き方にも背景があって、一概に悪いとは言えないな…という場面や設定が多いですね。

キャシャーンは2004年の作品ですが、そういう悪役の人物像や背景に踏み込んだ描写があって、当時衝撃を受けた記憶があります。

 

成功しているようには見えたものの、実はその後色々な葛藤があったのでしょう、『地平線を追いかけて~』では、ご自身の生き方を見つけられたように思いました。

 

人生はゲームか

よく「人生は超リアルなRPGだ」という言葉を耳にします。これは全くもってその通り。

 

実は使命とかがあったりするのでしょうけど、それもわからない。

「死」というゴールまで、攻略本なしで(笑)どう生きるかというゲームです。

 

そうだとすると自分の意思でどう生きるかを考えて実際に行動していく方が楽しいはずです。

本当は惰性で生きるのが一番ラクなんですけどね…

 

私が退職を決めたのも、「自分の意思ですべて決めよう」と思ったからです。

この間までの自分だったら、上司と人事の引き留めであっさり残っていたかもしれません。

 

どう生きるのかって本当に自由ですが、自分自身がどうしたいかを最優先にすべきだと私は思っています。

 

新しい年になった今、あらためて「自分はどう生きたいのか」を考えて、行動していきたいですね。