最近読んだ本の一説にこうありました。
「不幸になるには、他人と自分を比較すればいい」
比較すること自体は、良いとも悪いとも言えません。
ただ、落ち込むような比較の仕方は間違っていると思います。
ひとり勝ちに見える人
つくづく世の中の活躍している人を見ては、自分がポンコツであることを思い知らされます。
それは世間でスゴイと言われる人だけでなく、同僚や知人など身近な人に対してもです。
相手のすごいところを見ては、自分は「もっと頑張らねば」と思ったものです。
ただ、これは自分がひとつの視点でしかものを見られていない…ということでもあります。
こんなことがありました。
自分が尊敬する人と話していたとき、「○○さんのここは凄すぎて真似できません…」と言ったら、「私はあなたのここが真似できません」と同じ事を言い返されました。
自分ではポンコツだと思っていても、他人から見ると簡単に真似できないことってなにかしら持っているんですよね。
…となると、人生において重要なのは「自分の武器を知っておくこと」だと思います。
戦い方を変えた
私も昔は「なんでこれが出来ないのだろう…」と苦手なものを消すことに力を注いでいました。
しかし、どんなに努力しても出来ないものがあると悟ったときから戦い方を変えたのです。
それは、得意なことで戦う…ということ。
例えば……私の場合、なるべく仕事の中では「説明する」という作業は避けるようにしています。
自分がやらなくてもいいよう、説明が上手い後輩に託したりしています。
逆に、段取りや資料作りはとても得意なので、それは率先してメインで動きます。
苦手を手放し、得意をさがすべし
苦手なスキルを手放しても、案外どうにかなっちゃうものです。
特に組織は、自分と違う人が沢山いるので探すのも容易かなと。
それに、ネットで探せばいろんな人がいますからね…
出来ないことは外注、と決めています。
ただ、誰でも共通して言えるのは、最終的には人間性が大切だということ。
礼儀正しく、誠実に他人を気遣えることが大前提かなと。
人間的によろしくないことをしていたら、確実に見放されます。