優秀な人がずっと平社員だったり、ポンコツがすいすい出世したり…会社で起こる不思議なこと。
なぜこういうことが起きるのか。
この原因は、結局、人間の判断基準が「好きか嫌いか」ということなのだと思います。
好かれる人の出世スピードが尋常じゃない
わずか2年でぐんぐんと周りを抜いて部署のトップになった人はユーモアのある社内の人気者でしたし、
2年間一生懸命働いたのにもかかわらず「辞めます」と言った瞬間、引き止められもせずに猛スピードで消えていった人は上司から酷い言われようでしたし…
この差は、周囲から好かれていたかどうかで生まれるものだと思います。
人並みに仕事ができれば、あと大切なのは好かれているかどうか。
頑張っているのに出世できない人や退職が猛スピードで認められる人(うちの会社の場合、普通は引き止めるのが暗黙のルール)というのは、えてして周りからの評価が低い。
このように、好き嫌いで生まれる格差が半端ではありません。
悲しいけれど、それが私の見てきた現実でした。
無自覚で繰り広げられる贔屓
ここで一番恐ろしいのは、誰も「好き嫌いで判断している」ってことを言わないこと。
そして、多くの人が「自分は正当な評価をしている」と思い込み、好き嫌いで判断していることにすら気付いていない。
好意は視界を曇らせます。
そして、好意で何かしているということをわかりつつも、どこかで正当化してしまう。
恋愛だと、好きな人の欠点が見えなかったり、許せてしまうことってあるじゃないですか。
おそらく、それと同じことが起こっています。
ポンコツな部分が99%あっても、「ここはダメだが、ここはすごい」と残り1%の長所に極端にスポットライトを当てて見てしまう。(さすがにそれは極端か)
上司がこういうことをする人だと地獄ですよ。
どんなに優秀でも、全うな評価がされる機会は永遠に来ない可能性が高い。
転職者の悩みとして「正当に評価されない」と嘆く人が多いですが、こういう人はおそらく上司(評価する人)に問題がある可能性があります。異動でも転職でも早々に場所を変えた方が良いと思います。
もし、楽に働きたいのであれば、周囲(あと昇進させる権限のある上司)から好かれていることが必要な要素となってきます。
これだけでも、仕事はだいぶ楽になります。
本当、「お前には期待している」「今後の仕事が楽になるぞ」ってだけで大したことしてなくても役職つけてくれたりしますからね。
あと、よくあるのが、同じミスをしたのに、怒鳴られる人と「お前~」と冗談で終わっちゃう人。
これも同じことです。
好かれるためにどうするか
じゃあ、どうすりゃ好かれるかっていうと、100%これだ!と言いきれませんが、少なくとも下記の要素は必要でしょう。
・笑顔
・素直
・思いやり
・礼儀正しい
・気が利く
・明るさ
こういったところでしょうか。
仕事内容とはあまり関係ありません。
バリバリ仕事ができる人でも、性格が最悪だったら嫌いになりますよね。
社外の人から好かれることも必要ですが、それ以上に社内の人間と上手くやることが大事。
しかし、自分では全く操作できない人の好み。
これで環境や待遇が変わってしまうことを考えると、そら恐ろしい。
上司や同僚のと合わなくて辛い…と人間関係で悩んでいる人は逃げるべきだと思います。