直属の上司に辞めたい旨、伝えました。
「俺は辞める人間を引き止めない」と言われたので、よっしゃー!すぐ辞められるぜ!と歓喜。
翌日から、私の仕事を減らし始める上司。
退職希望者から早々に仕事を取り上げていくとは、なかなか素早いなと感動していたのも束の間。
ある時の会話で「あなたが必要です」と急に翻しました…
どうやら仕事を減らしたのは、業務負担を軽くすれば私が残ると考えたよう。
ただ、「今月でもういいよ」とか突然首を切られそうだから、準備はしておこう…
転職のために自分を振り返ってみる
転職先を探すにも、「できそうなこと」で選ぶのではなく、「得意なこと、やりたいこと」で選びたいと思っています。
なまじ「できそう」で選ぶから、嫌になるんですね。それなら、得意なこととかやりたいことを明確にして、そういう要素のある仕事を選んだ方がいい。
そもそも、私は今までの人生で「やりたいこと」を真剣に考えたことがなかったんですよ。
昔から流されて生きてきたもんで、自分のやりたいことや好きなことなんて全く思い付かない。
こういうの、私だけじゃないと思います。
なので、最近は自分探しをしていました。
自分についてじっくり考える
こういった本からヒントを得ることも必要ですが、それよりも大切なのは「考えること」です。
読んだら考える。
みなさん、一日の中でスマホやネットに触れずに自分のことについてだけ考える時間はどのくらいありますか?
私は3分未満でした。
「このままじゃダメだよな~、自分に合った仕事ってなんだろう?」(2分くらい転職サイトを見る)→終了です。
それじゃ、見つかるもんも見つかりません。
そもそも、自分のしたいことがわからないのに、なんとなく転職サイトを見るのも間違っとる。
自分を知るうえで、振り返って考える時間はとても重要です。
この時間を割けば割くほど、新しい発見があります。
私の場合
私もずっと考えていました。
毎日2時間は考えていましたよ。
褒められたこと、好きだった作業、よく任される作業、相性の良かった人・悪かった人…
考えると結構思い付くものですが、中々核心に迫ったものは出てこない。
考えて考えまくりました。でも結論は出ず。
そんなある時、ふと「なんでいきなり上司は私を引き留めることにしたのか」ということを疑問に思いました。
うちの上司は結構ドライで、過去に、辞めたいという人間や気に入らない(業務に向かない)人間はあっさり手放してきました。
なのに、なぜだろうか。
そう考えたんですね。
正直、私の業務は誰でもできます。
このポジションに正社員を置く必要なんて無いんですよ。アルバイトさんや派遣さんに任せた方が、全体のコストは下がる。
それを上司に伝えたら、「確かにそうかもしれないけど…」と否定。
確かに、ここで「新人教育が面倒」という結論も出せたのですが、上司は教えるのが好きな人間なのでそれは無い。
もしかして、私はこの部署で何か特別な役割を担っているのではないか?
そう思ったんですね。
それを考えたら、早かったです。
私は、社外・社内問わず調整役でした。
上司が嫌いな社員との橋渡し役になり、
取引先と仲良くなり部署の無理な要望を聞いてもらえる人間になり、
パワハラ気味の上司に対して部署内の不満を進言したり(上司に対する発言力はある)、
よくわからん部署のルールを皆に合わせて変えてもらったり…
思えば、なんかすごいことやってるー!
この役目、私は嫌いじゃないし、あまりストレスにならないんですよ。
苦にならないから、どこまででも出来るし、他の人ができないレベルの調整もできる。
見つけた後に、過去の出来事が全て繋がってきました。
隣の部署のおじさんに、「あなたがいなくなると、この部署はボロボロになるよ」って言われた意味も、
同僚に「あなたが頼むと何故か皆OKするのは何故?」と言われた意味もわかってきた。
そら、上司も困るなと思った。
パワハラ上司とそれに怯えるメンバーの橋渡し役だったんですもん。
(完全な思い上がりかもしれませんけど)
存在する以上、何か役割がある
会社にいる以上は何か役割があるものです。
会社は無意味な人材を放置するほど、優しいもんじゃない。
ただ、「そこにいる意味や意義」は、自分で見つけるものだと思いました。
誰も教えてくれないし、ボーッと過ごしていたってわからないからです。
あー転職しようと思ったのに、やる気が出てきちゃった☆
どちらにせよ、また辛くなるタイミングは来るので、こっそり転職活動を進めます。