「いい靴はあなたを素敵なところへ連れていってくれる」
そう思って買ったウン万円の靴の表皮がえぐれたように剥がれました。
うおおおおおおおおおおおおおおおおい
私は思った。
「良い靴」とは、高級ブランドだとか、お値段が良いとかじゃない。
足に合っていて、かつ、安っぽく見えない靴のことだ!
…と。
靴は超・消耗品です
バッグって丁寧に使えば何年ももちます。
しかし、靴は消耗が激しい。激しすぎる。
それを実感するのが通勤のとき。
通勤電車では靴を踏まれたり、誰かのスーツケースや傘の先端に当たって靴が傷ついてしまうことがあります。
それに、電車を降りてからも会社まで歩くじゃないですか。
マンホールの穴にはまる、階段と爪先がこすれる…。
こういうちょっとしたダメージに加え、体重がかかる歩行もなかなか消耗します。
たとえ歩くのが1日数分だったとしても、1年に換算すると結構な時間になる。
こんな激しい消耗に、高いも安いも関係ありません…
対策は一足の履く頻度を下げること。
その分、靴の数は多くなります。
シンプルライフにはなかなか辛い。
「高級な靴は鉄道で履くものじゃない」
一時期、マノロブラニクやジミーチュウの靴が爆発的に流行った時期がありましたよね。
SATCの影響だったような。
華奢なヒール、洗練されたデザイン…。
マノロブラニクの靴は「走れるヒール」と言われていますが、あの華奢さはあまり日常使いのアイテムではなさそう。
そもそも高級ブランドの服や靴って日常に寄り添うものではない気がします。
少なくとも人ごみに身に付けて行くもんじゃない。
通勤電車に乗ろうものなら、1日で傷つきますよ、本当。
そういうビクビクする環境で身に付けるアイテムではないということ。
そういえば昔読んだエッセイに、ルブタンやジミーチュウの靴はそもそも電車で履くべきものではない、と書かれていたのを思い出します。
華奢で高いヒールは普段身につける代物ではなく、パーティーやカーペットを歩くものだと。
本当にそうですよね。
通勤電車で履くというのは、自ら破壊しにいっているようなものです。
ほどほどの金額でかっこいい靴が理想
靴の消耗があまりにも激しいので、靴マニアの私もさすがに靴にお金を掛けすぎるのはやめようと思いました。
スーツに合わせる革靴も結構奮発していたのですが、その靴を通勤電車で週間3ペースで履いていたら一気に寿命が近付いた気がします。
磨いても死ぬもんは死ぬ。
今は週1回か2回にしています。
デイリーパンプスはユニクロですもん。
これ。
2990円(税抜)。
優秀すぎて全部これにしようかと思ってる。
最近は、運命を感じない限りは靴に出す上限は1万円くらい。
高くて気に入った靴ほど2~3回履いて傷付くので、もう守りに入っています。