心地の良い空間に人は寄ってきます。
これは場所に限ったことではなく、人もそうです。
一緒にいて心地の良い人のもとに、人は集まります。
居心地の良さはすごい魅力なのです。
居心地の良さは全てを上回る
私がよく買い物へ行く街には本屋が3軒あります。
・とにかく品揃えが良く、ジャンルも豊富な店。
・品揃えはまあまあだけど立地が良い店。
・品揃えは少なめの店。
この3軒。
本を探しに行くなら、どのジャンルも網羅した大型の店舗に行った方が良いと自分でもわかっているのですが、私が行くのは品揃えが少ない店。
なんでかっていうと、とにかく居心地が良いのです。
綺麗で落ち着いた店内に、心地よく流れるジャズ。
この空間で本を選ぶのが気持ち良くてしょうがない。
置いている商品の多さなんて問題じゃありませんね。別にAmazonや楽天で本は探せるので。
そこの本屋は居心地のよさに惹かれて必ず寄ります。
これからは益々、紙ベースの出版物の需要が減っていきますが、あの本屋が無くなるなら電子書籍やめます。
居心地の良さは、すごく魅力的です。
居心地の良い人
「居心地が良い」というのが魅力なのは空間に限ったことではありません。
居心地の良い人っていうのはものすごい魅力なのです。
イケメンが結婚相手に選んだのは、なんでもできるパーフェクトな美人じゃなく、家庭的な普通の女性だった……というのはよくある話です。
最終的に、居心地の良さは全てを上回るのです。
では居心地の良い人とは?
居心地の良い人…と言われると、人それぞれ答えが違うかもしれません。
大切なのは、不快感を与えないことだと思っています。
例えば……
・清潔である
・穏やかである
・理解者である
相手に信頼と安心を生むこと。
攻撃してくる相手や困らせてくる相手は誰だって嫌なのです。
これは家族、友情、恋愛、仕事など全ての人間関係に言えることです。
好みは違えど、好意や一緒にいて何かしらのメリットがある人間の近くに行くのは確か。
心地良い=選ばれる
選ばれるには、心地のよさを提供することが大切だと思いました。
空気が読める人が好かれるのは、相手を困らせないからです。
穏やかな人が好かれるのは、攻撃してこないという安心感を与えているからです。
空間にせよ、人にせよ、「相手が心地よく過ごせる」ということを考えられるのは、最上の思いやりでもあります。
そういう人はやはり好かれますよね。
人生は好かれることが全てではないし、かえって過ごしにくくなってしまうこともありますが、一つの視点として「相手が心地よく過ごせているか」を考えることも大切だと思いました。